新しい氏神様に初参拝した時のこと
神社庁に電話して氏神様を確認し、初めてその神社に参拝してきました。
今まで小さな氏神様だったので、ご祈祷も行い御札も売っているという、そこそこ大きな神社で嬉しくなりました。
早朝の人がいない拝殿の前で、挨拶と自己紹介をした後、少し横にそれて大祓詞を唱えます。
その後に少し離れて立ち、入ってくるお言葉をメモしました。強気な感じの口調の、女神様だと思います。
その会話の内容の、主要な部分を記載します。
まずは挨拶のようなお話を長めにいただきましたが、それは割愛します。
「…この神社について申し上げておきましょう。今から三千年ほど昔、この場からたくさんの者達が散らばったのです。
たくさんの存在がここから旅立ち、今のような神社が出来上がりました。…軽やかな話ではありませんね」
今までの経験から、この手の話は誇張が入っているな……と思い、話半分で聞きます。
─ これから、ここの氏子になります。宜しくお願いします。参拝の際の心がけのようなものはございますか?
「これといって、特に何もありませんよ。
ここにはたくさんの存在がいて、人様の話を聞いています。熱心に手を合わせている人も多くいます。
大事なのは、『有り難い気持ちがあるか、ないか』ですよ。笑顔があった方が、軽やかなパワーを与えて差し上げられます」
─ 一般の参拝客より、氏子を優先するようなことはございますか?
「近くにお住まいの人には、いつでもたくさんの力を与えていますよ。
なんなら家族でいらしたなら、儚くも確かな力を回して差し上げています。
エネルギーには強い力が備わっていますので、今から差し上げるパワーを明るく元気に使ってみてくださいね」
この時に一瞬ですが、私の中に強いパワーが入ってくるような感覚がありました。
この神社には、「御神水」と書かれた、取水できる場所があります。
─ あちらの水については、いかがですか?
「あの水には、良い力が入っていますよ。
色々な話がございまして、いつしか相応しくもない人がたくさん持っていくようになりました。我々は困っている次第です。
水は(ずっと)湧き出ていても、使い方が悪いと良いことにならないのです」
ここで……さっきから、「…何だかタバコ臭いな?」と感じていて、でも境内だから気のせい?と思っていたのですが……ふと拝殿の近くにある御神木のところを見ると、おっさんが座ってタバコを吸っています!!
灰皿も2つ置いてあり、どうやら喫煙所のようです……
ええ~~!?境内なのに、どうして???神聖な空気が台無しじゃん……
実際にくっさいものが、20メートルは離れているであろう私のところにも、風に乗って流れてきます。
私はタバコの臭さが、吐き気がするほど大嫌い!!なのです。
─ 拝殿の近くでタバコが吸えるようですが……そのことについてはどうなんですか?
臭さが来にくい位置に移動して、動揺しつつ尋ねました。
「あの場所のみ、(喫煙が)許されています。
またとない機会ですから、申し上げておきますね。我々には鼻がございませんので、あまり影響はないのですよ。
確かに(周辺の)エネルギーは劣化します。大したことにはなりません」
私がいる間に2人の男性がタバコを吸い、かなり嗅いでしまって気持ち悪くなってきました。
最後に私は拝殿に手を合わせて、「神社で喫煙できるなんておかしいですよ!ここの喫煙所が亡くなりますように」とお願いしました。
─ また参ります。
「またのお越しをお待ちしております。早い話、良いエネルギーを回してみてくださいね」
帰ってからメモを読み直し、「あっ!」と思いました。
神様からいただいた冒頭での挨拶は、こうだったのです。
「えらく(拝殿で)長い話をなされていましたね。我々には届いていますよ。
さて、あなたが今からものを申す姿を、かろうじて拝見したいと考えています」
「もの申す姿」……これを聞いた時は、何のことだろう?聞き間違えかな?と思って気にしなかったのですが……
神様方は、私が喫煙所に気づいて文句を言うことを事前に察していたのでした。さすがです……
境内に、それも拝殿の割と近くに喫煙所がある神社なんて初めて!!
それが氏神様とは……正直、ガッカリしました。
長くいると、タバコの臭さを嗅いでしまうことになるので……
残念なことですが、氏神様であってもあまり長時間はいないかな、そして頻繁には来ないかなと思いました。
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