いつも応援している野球チームの試合を観ていると、その日はとある選手の引退試合でした。
色々と理由があり、私はその選手が好きではないのです。
しかし、この野球場にいる女神様は、この選手のことが大好きなのです。
さて、女神様はどうしているだろう……と様子をうかがうと、すぐにお姿が浮かびました。
大好きな選手の引退試合ということで、女神様は大変ウルウルされていました。
私が話しかけると、女神様はひと言、「この男には、これからもこの球場にいてもらいます」と仰いました。
すなわち首脳陣として、この球団に居続ける……ということだと思います。
この選手は一時的、トレードで他の球団へ行っていました。いなくなった後に私はこの球団のファンになったので、この選手に何の思い入れもありません。
7年くらい前の試合でしょうか。女神様はこの選手が大好きなので、他球団にいるにも関わらず、応援しているチームとの試合で、この選手に散々打たせるのです。
勝ち越し打を打たせ、応援しているチームが負けてしまったことがあります。
その頃、私はこの球団を心から応援していたため、女神様がわざと打たせたということに強い怒りを感じました。
文字通り、ワンワン大泣きして怒ったのです。
その時の、女神様との会話を覚えています。
泣いている私に、「あなたを悲しませるために行ったのではありませんよ」と仰いました。
そして、「私は、あの男を愛しているのです」……と仰ったのです。
この言葉は、本当に強くはっきりと聞こえました。
「あなたより、あの男との方が縁が長い」というお話も、色々とされたと思います。
この引退試合でも、どうせ打たせてチームも勝たせるんでしょ、と思っていたら……案の定でした。
既に力がないのに、クリーンヒットを何度も打たせ、守らせればゲッツーを取らせる、という活躍ぶり。
もちろんチームは勝ち、大変感動的な引退試合となったようです。
私はしらけて、「あの選手、あんまり好きじゃないんですよね」と女神様に伝えると……
怖い感じで、「あなたには未練はないが……(あの男には思い入れがある)」と仰いました。
「はいはい」と答えましたが、「女神様のことを知ってるの、私しかいないじゃんね……」とも思いました。
女神様が大好きなこの選手は、他球団にいる時も、この球場で「だけ」バカスカ打ちました。
女神様はその頃に、「あの男をいずれ連れ戻す」と仰っていて、結局本当に戻ってきたのです。
その反面、チームの主力を M 投手のことを、大変嫌っていました。理由はと尋ねると、「顔が嫌い」「とにかく嫌い」と非常に感情的。
そんなM 投手は、この球場でなかなか勝てませんでした。それが原因かは不明ですが、他の球団へと出ていってしまったのです。
「M投手には、あんな仕打ちをした癖に……」と伝えましたが、何食わぬ感じです。
女神様がごひいきの選手は活躍し、嫌われた選手は思うように活躍できない……人間が実力のみではなく、こうした見えない存在に少しながらでも左右されていることに、複雑な気持ちを覚えた一件でした。
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