氏神様が近くの賃貸部屋を空けてくれた話・2
前回の続きです。といっても、特に面白い結末という訳でもなく。
物件を探している際に、氏神様が鳥居の正面にあるマンション最上階の角部屋を、空けてくれました。
その後、そのマンションの別の部屋(まだ居住中のため)と、もうひとつ、氏神様が真正面に見える別のマンションの2軒を内見しました。
せっかく氏神様が空けてくれたマンションでしたが……まず前にある道路の車の音が結構うるさいという点、部屋自体に古さを感じるという点が気になり、今一つ気に入りません。
結局、もうひとつのマンションの方が気に入り、申し訳なくもそちらに決めたのです。
あとで気がついたのですが、決めた方のマンションは正面に氏神様が見えながらも、道路を1本挟んだことで、別の町になってしまいます。
つまり、今の氏神様の管轄からは外れる……ということです。
それでも私としては、そちらの方が良かったのでした。
審査が通るまでに、予想以上に待たされました。
もしかしたら、氏神様に妨害されている……?と思うと、不快になりました。
自分の意志で決めたのですし、何かを強制されることが大嫌いな性格です。
「せっかく空けていただいたのに申し訳ありませんが、あの部屋は音がうるさく苦手です」と、時々念じて伝えていました。
結局、無事に審査が通り……この氏神様の管轄から、離れることになりました。
ただし、夫の住まいは管轄内のため、氏神様とまだご縁があることも確かなのです。
神様が部屋を空けてくれたことで、もう絶対そこに決まるだろうと思っていましたが、そうではありませんでした。
やはり神様といっても絶対的な存在ではないし、それよりも何より、結局は自分の意志の方がはるかに重要です。
自分以上に大事な高次の存在なんていません。
その後に、氏神様に報告に行きました。すると、以下のお言葉をいただきました。
「お気に召さないところでしたら、仕方がございません。
我々から見たら、あちらは別の管轄になります。ですので何かを差し上げることが難しくなるのですよ。
しかしながら、ご主人がお住まいでしたら問題ありませんことを、伝えさせていただきます。
我々のところには相応しい者が参られますから、あまりご心配なされないでください。
あちらに(次に住む建物が)見えていたとしても、エネルギーを届けることは不可能になります。
ですから頑張っていただきたいと願っております」
─有難うございます。これからも、こちらをメインに参拝しても宜しいでしょうか?
「大丈夫であると申せます。頑張っていれば我々にも良いエネルギーが届くためになります」
せっかく今までたくさんのお言葉をいただいたので、これからもこちらの神社に通いたいと思います。
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