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2019年8月22日 (木)

自然と人間の欲は相反するもの

漫画での超久しぶりの寺尾玲子さんとの再会に感動した私は、早速ネットで一冊コミックを注文しました。
タイトルは、上にある「魔百合の恐怖報告・神様の引っ越し」(朝日新聞出版・2014年)

「神様」がつくタイトルというだけで選んだのですが、これが私にとって大正解でした!
深い気づきを得ることができたのです。

まずは…古く放置されていた庚申(こうしん)塚を、村人が発見したというお話。この庚申塚を欲深い女性が祀ったことにより、村中に祟りが出てしまうのです。
それを霊視しての玲子さんのセリフが、こちらのシーン。

20190821


「そういう欲は、よくないものを集めるからね」

…私が今まで伺ってきた、神様のお話と共通しています。
「自分が良い思いをしたい」という我欲(願い事)からは、ネガティブな波動が出るのです。

昨今はテレビなどでも、神社仏閣でどんどんお願い事をしよう!こんなに叶っちゃった!…と欲を煽っている風潮ですが、その我欲が、神社仏閣の境内の気を穢しているのですね。

玲子さんは、そのことを当たり前のようにご存知だった…さすがです。

そして…最も目が覚めたのが、以下のセリフでした。

20190821_1
「人間の欲と、自然の理(ことわり)は相反するもの」

このひと言で、すべてがわかった気がしました。
神社は本来、自然エネルギーが祀られている場所です。その自然エネルギーと人間の我欲は、反発し合うのです。

例えば……人間の「もっと便利に過ごしたい」という欲によって、ここまで経済は発展しました。
しかしその反面、自然界は、そして地球はどうなりましたか?
地球温暖化ももう止めることができず、確実に気温は上昇の一途をたどるでしょう。

神社は人間のエネルギーも必要としているため、多くの参拝者が訪れることは喜ばしいことなのです。
しかし、神様側からの希望として、我欲の強いお願い事やネガティブな感情で、できるだけ場を穢さないで欲しい…ということをおっしゃりたいのだと思います。

神様に近づきたいのであれば、できるだけ「もっと何かが欲しい」「すごいと思われたい」というような我欲は、薄めていかなければなりません。(自戒を込めて…)

人間の欲により、いつの間にか「人間の欲を叶えてくれる場所」と、置き換えられてしまった神社。
このままでは境内は、穢れ続ける一方でしょう。

本来の「自然を愛して慈しみ、感謝する場所である」という意識を、取り戻すことが必要なのだと感じました。

 

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