エンタメを通して愛を学ぶ
昨晩は、テレビでAKB48系列の総選挙を観ていました。
最近結成された新潟を拠点として活動するNGT48のメンバーから何人もが選出されていたのが、今回の驚くべき点だったと思います。
最も印象深かったのは、そのキャプテン役として任命された北原里英さんがランクアップして、10位に入ったことです。
まったく詳しくはないのですが、数年前に新潟県とは何の縁もゆかりもない北原さんが突然NGT48を任され、遠いこともありちょっと可哀想だなあと思っていました。
その後、今年の4月にメジャーデビューするまで、苦労されてきたようです。私がたまたまテレビで観たのは、メジャーデビューの決定が発表されて、若いメンバーたちの中で喜び大泣きする様子。
それと、「私はぜったいに、この子たち(NGT48の若いメンバーたち)を幸せにすると決めているから!」という、心からの言葉でした。
キャプテンであるがためのチームへの責任感と愛情…女性の母性本能って、こういうところでも発揮されるんだなあと思いました。NGT48の若いメンバーを見つめる目は、本当にお母さんみたいでした。
こういう人は、「しっかりしなければ」という意識がありますから、ランクアップして嬉しくても、他の子のようにメソメソ泣いたりしないですね。AKB48総監督の横山由依さんが希望していた7位に選出されたときも、泣いたりせずに笑顔でした。
精神的な負荷は重いでしょうが、その分妬まれることもなく誰もがランクアップに納得しますし、何より精神的な成長は著しいのではないかと思います。
それともう一つ、プロ野球を観ていたときの話です。
交流戦での某チーム3連戦の2戦目のときに、相手チームの選手が記念すべき2000本安打を打ったんですね。その試合終了後に、こちらのチームの応援団が、その選手の応援歌を演奏して歌って祝福し、その様子が放映されました。
敵チームの選手の応援歌を演奏するとは、なかなかないことです。
私はよく試合中に、大勢のファンがチームごとに集まるネットの実況掲示板を見ているのですが、相手チームのファンの何人かが、そのことについてお礼を書きにきてくれていました。「このことは忘れない」というようなことが書かれていて、感動してくれたんだなと思いました。
それで、1戦目と2戦目はテレビ中継でこちらのファンの姿を一切映していなかったのに(相手チーム主宰の放送のため)、その次の試合ではなぜか、応援団を含めてガンガン映してくれていたのですよね。
偶然かもしれませんが、多分テレビ局の人もその応援歌に感動して、こちらの応援団も映すようにしてくれたのかもしれないなと思いました。
本来は敵であるはずの相手に、心からの祝福を贈る…それは親しい人に同じことをするよりも、物凄い良いエネルギーを生み出すように思います。例え小さなことであっても、見返りを求めない純粋な愛のある行動は、周りに良い影響を与えていきます。
そして何年後になるかは分かりませんが、いつか同じような愛のある出来事を、こちらの応援団も受けることになるのだろうと思います。
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