テレビ番組「家、ついて行ってイイですか?」で人間が見える
最近、好きなテレビ番組ができました。テレビ東京「家、ついて行ってイイですか?」(土曜日19:54)。夫が毎回録画しているのを観て、面白いと思うようになりました。
駅前で終電を逃してしまった人をアットランダムに選んで、「タクシー代をお支払いしますので、家、ついて行っていいですか?」と声をかけます。そしてOKした人の家に、そのままついていってお話を伺う…という番組です。
片付けもしていない深夜の自宅へ突然行って2人で話すので、気取ったり包み隠したりすることなく、深い話もできて、その人の人生や深い思いを垣間見ることができます。
出演者には、色々な人がいます。温かい家族に恵まれている人や、ギャルのような派手な格好でも、お年寄りを相手にする仕事を頑張っている人、ゴミが散乱した大きな家で、独り暮らしを続ける孤独な高齢者、等々…。たまに芸人も出るので少々の仕込みもあるようですが、総じて、その人の人生を温かい気持ちで振り返ることができる構成になっています。
他のテレビ番組やこうしたネットなども含めて、表に出てきている人達は、主に元気で若い人達だと思います。だから、世の中はそうした人ばかりで、そうした元気な生き方が当たり前…と錯覚すると思います。
しかし世の中には、表に出てこられる状況ではない人が、かなりの数、存在していると思います。高齢者や闘病者、被災者、介護者なども含めてです。そうした人達の方が、多いかもしれません。しかし表に出てこないから、気づきにくいのです。
この番組に出られる時点では、本当に大変な状況の人ではないのでしょう。それでもこうして一つ一つの人生を取り上げてみると、例えどのような人生であったとしても、すべての人生が小説になるほどの、豊かなドラマと輝きを持っていることが分かるのです。
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