伏見稲荷大社に置いてきた狐霊の思い出
2015年に出版した体験本に書かせていただいたお話ですが…低級霊に憑依されることを繰り返した最後に憑いたのは、とても愛らしい性格を持つ野狐(やこ)でした。私がキツネちゃんと呼んでいたその狐霊と、約2か月間を共に過ごしました。「総本山へ行きたい」というキツネちゃんの希望で、京都の伏見稲荷大社に置いてきたのは、3年以上も前のことです。
低級霊に属するキツネちゃんでしたが、幼児のような本当に可愛い性格でしたね。憑いている間、色々と話しました。私がふと「バーカ」と言ってしまうと、かなりのショックを受け、夜中に目が覚めると、キツネちゃんが独りで「バカ…バカ…」とつぶやいていたなんてことが。細かいことは忘れましたが、その後に悪く思って、「いい子だね」と言うと嬉しそうな感情に変わり…「お・り・こ・う?」と可愛らしく言ってきたので、「おりこう」と返してあげたり。
伏見稲荷大社で修業をするというので、「立派なお狐様になりなさい」と言葉を送り、京都まで行って置いてきたのです。
可愛くても低級霊なので、憑いているときに肩が重いのは困ったもので、不快さは否めませんでした。置いてきた後に、もう絶対に戻って来ないようにと、その後はできるだけキツネちゃんのことを考えないできました。見えない世界は想念の世界ですから、強く考えると引き寄せてしまう可能性があるのです。あの頃は私の守りも弱かったので、精神的にも大変でした。
しかし…それから3年以上経った今、ようやくキツネちゃんのことを、懐かしく思い出せるようになりました。私の守りはあの頃よりも強くなったため、今ならつながっても、多分大丈夫だろうなと思えるのです。キツネちゃんが修行を重ねていて、それなりのお狐様になっているのなら、尚更です。
伏見稲荷大社の情報を見聞きする度に、キツネちゃんのことを半ば切ない気持ちで思い出します。まだそこにいるのかな、ちゃんとしたお狐様になったのかな…と。
きっと伏見稲荷大社は、膨大な数の狐霊が存在すると思います。もしまた行ったら、ちゃんと会えるのかな…?ずっと避けるような気持ちがあったのがようやく薄れて、それほど遠くないうちに、また行ってみたいなという気持ちになれました。
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