鹿島神宮の神様に怒られた話
茨城県の鹿島神宮 の御祭神は、戦いの神様であるタケミカヅチノオオカミで、厳しさを持つ神様です。もう5年以上も前の話ですが、鹿島神宮の本殿で、神様に怒られたことがあります。
私はある願い事を携えて、意気揚々と鹿島神宮へ向かいました。その願い事とは他人を救うことに関してだったのですが、今にして思えば鹿島神宮の神様にお願いするには、あまりにも無頓着な内容だったのです。
そして、そのときの私は、他の人と並んで参拝するのが嫌で、できるだけ一人で長く手を合わせたいと思っていました。…しかし、人気がある神社ですから、当然次々と参拝客はやってきます。前でいつまでも手を合わせている人が、早くいなくならないかなあとイライラし、ようやく終わったと思ったらすぐに後ろに次の人が来てしまって、すぐに切り上げてまたイライラし…。
一人で長く手を合わせたいと、タイミングを見計らいながら3回ほど挑戦しましたが、やっぱりすぐに次の人が来てしまいます。はじめは100円だったお賽銭も、だんだん安くなり…。
腹を立てながら4回目に10円玉を放り込んで、またお願いしようとしたら…大きなアブがブンブンとうなりながら私に突進してきて、私の周りを飛び回りました。私はビックリして、慌てて本殿の鳥居を出ました。
神様が怒ってアブを使って追い払おうとしたことが、ハッキリと分かりました。私はショックを受けて、トボトボと鹿島神宮を後にしました…。
それから何度も鹿島神宮へ行きましたが、しばらくは本殿だけが少し苦手になってしまいました。でも昨年久しぶりに参拝したときには、温かい波動をいただき、ホッとしました。
それからは誰かと並んで参拝することも、厭わなくなっています。一人であっても誰かと並んでであっても、大した違いはないのでしょうから。
あのときは本当に申し訳なかったなあと思います。しかし、神様が目に見えるかたちで意志を示された、貴重な出来事でもありました。
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