妹の葬儀にて
妹ががんで逝去し、初七日が終わりました。
妹が亡くなった後も、いくつかの会話をしました。
お通夜のときにお坊様の読経を聞いているときに、妹はどうしているだろうかと思っていたら、妹が「何でこんなことしてるのよ」と怒っている様子が一瞬浮かびました。すると私の守護霊が、「まだ、亡くなったことに気づいていません」と教えてくれたのです。
私はとっさに、「あんたは死んだんだよ」と伝えました。
それから読経の間ずっと、妹は死んだことに納得できない様子で、ムッとし続けていました。
翌日の葬儀のとき、あれからどうなっただろうかと思い、読経が始まると、妹がとても悲しんでいる気持ちが伝わってきました。死んだことは理解できたのですが、気持ちがついていかないのでしょう。
そのときに、妹は死を全く考えていなくて、治るという希望を思っていたのだな、そして生きたかったのだなということが分かりました。母も私も、闘病中のときには死を覚悟しているのだろうと、勝手に思っていたのです。
ペットのときもそうですが、このように、死のあとに分かることが、いくつかあります。
葬儀も終わってその翌日…私が塩風呂に入っていたら、左側に妹が浮かびました。その意思は強く、毅然としたムードで、死という現実をしっかりと受け止めていました。
そして、「引き出しの中に手帳があるから、古い付き合いの人達にも連絡して欲しい」と伝えてきました。そして母に伝えて欲しい、という他の内容のメッセージを受け取り、その後に「生きたかったけど、がんに勝てなかった」と付け加えました。
私は「私もそちらに行ったら、色々と話しましょう」と伝えると、ニッと笑ったようでした。そして「そちらの世界は楽でしょう」と伝えると、またニッと笑ったようでした。
母に声をかけても一方通行だと言います。私は「そりゃそうでしょう」と伝えました。
私ははじめて、この能力があると便利だな…と思いました。
ただし、長く霊感で話していると脳がパニックになってくるので、もうこれ以上話しかけないようにとお願いしました。
お通夜のときにまだ死を受け止められなかったのが、2日後にはしっかりと現実を受け止めていた妹は、思っているよりずっと強い性格だったのだな…と思いました。
まだ私が経験したことがない死を、妹は既に経験している。そして死は本当に、確実に訪れるのだな…と、強く実感したのでした。
もう一度会話をしましたが、それはまた記載したいと思います。
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