苦しみから逃れることが生きること

最近、小池龍之介さんやスマナサーラさんが書かれた、分かりやすい仏教についての思想の本を読んでいます。自我を抑えることを説く仏教の思想はとても好きですし、納得がいきます。
どの本だったか忘れてしまいましたが、「苦しみから逃れることが、生きることである」というような内容を目にしました。例えばお腹が空いたら、空腹という苦しみから逃れたいがために食べ、酸欠で苦しまないために息をする…よって苦しみから逃れようとするから生きていける…という内容です。
人間は、常に苦しみの中にいる気がします。例えばオリンピックでメダルを取るために、4年間という長い期間、つらい練習を続けます。それによってメダルを取れば、達成感を味わえますが、それはほんの一瞬。メダルを取った選手が「4年後の東京オリンピックを目指して頑張る」と言っているのを見て、喜びの期間って、驚くほど短いなあ…と、複雑な思いがしました。もしメダルを取れなければ、4年間のつらい練習時間は無に帰して、報われる瞬間すらもない訳です。
日常生活の中でも…仕事中は、早く今の仕事を終わらせてホッとしたいと思いながら仕事をする、でも終わったらホッとするのもつかの間、すぐに次の仕事が待っています。帰りの電車では、早く家に着いてホッとしたいと思い、家に着いてホッとするのもつかの間、すぐに明日のことを考えて、気が重くなったりする。
仏教の思想では「今だけを見る」ということを説いていますが、それはその瞬間瞬間を味わい、ある意味楽しむため…ということになるのでしょう。「未来に○○が達成できたら、幸せである」という条件付けの幸せは、結局は今を苦しみ続けることにつながるのです。
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